あいさつは大事

あいさつしていますか?

家族だからって無言は、やっぱりよくありません。

「おはよう」

これだけで一日のスイッチが入ります。

「こんにちわ」も「こんばんわ」もいいけれど

「おはよう」には、ひときわ力があると思います。

一日の始まり

ガイドの朝は早いです。

みなさんも旅行のときの集合時間は、いつもより早いですよね。

たとえば、みなさんの職場・学校の旅行で7時30分出発だとすると

遅くても7時に到着するように配車します。

車庫から配車場所まで30分かかるとすると、6時30分には車庫を出ます。

それまでにバスにいれば良いかというと、そうではありません。

  • エチケット袋(車内で食べたゴミを入れたり、気分が悪くなったらそこに思いのたけを・・・) を各座席に配布
  • マイクの設置(ガイドはmyマイクを持っています。)
  • バス内の最終チェック (吸い殻が残っていないか・座席にゴミが残っていないか等)
  • 事務所で点呼(体調の確認・コースの確認・諸注意)

そしてようやく出庫していきます。

この仕事の場合、遅くても6時出勤になります。

暖機運転が必要な運転手さんは、もっと早い出勤になります。

そしてお客様のもとに、お迎えに上がります。

お客様にご挨拶

さあいよいよお客様とご対面です。

バスのドアの脇に立ち、ご挨拶をしながらお客様をお迎えします。

現役の頃は、このご挨拶でお客様の雰囲気が分かりました。

賑やかな団体さん、グループごとに固まる団体さん、カラオケをするのを楽しみにしている団体さん

とにかく呑む!団体さん、ちょっとクールな団体さん等。

でも、どのお客様も旅行を楽しみにしていらっしゃいます。

そう感じると、私もやる気が湧いてきます。

「おはようございます。本日は○○のご旅行に○○観光バスをご利用いただき誠にありがとうございます。

今回のご旅行をご一緒させていただく、ドライバー○○ガイドは私○○でございます。

どうぞよろしくお願いいたします。」

これが定番のご挨拶になります。

そしてコースの説明、最初の目的地や最初の休憩場所、本日のメイン、時間の目安などを説明いたします。

この時はみなさん、顔が輝いています。

「思い出に残る旅行にせねば!」と、闘志が沸きます。(笑)

そして宴会モード

一般のお客様でしたら、このあとはお酒を飲まれたりおつまみや、お菓子などを食べながら旅行を楽しまれます。

女性のお客様は、手作りのおつまみを用意してくる方が多く、時々

「ガイドさんも食べて。運転手さんの口に入れてあげて。」

なんていう親切なお客様もいらっしゃいました。

そんな感じに場の雰囲気が和やかになると

今はどうなのか分かりませんが、当時は、ぼほぼカラオケをしましたね。

ちょっとしたスナック状態。(笑)

最初の頃は、8トラといって音楽だけがかかり、歌詞カードを見て歌っていただくタイプだけでしたが、すぐに今のカラオケと変わらない画面を観て歌っていただくタイプのものになりました。

当時としては画期的で、みなさんそれは楽しんでいらっしゃいました。

ホテルに到着寸前まで歌っているのは当たり前状態くらい、みなさんカラオケはお好きでした。

私たち乗務員は、当時のヒット曲などはこのお客様のカラオケで覚えるくらいです。

現地に到着し、一日目は終わります。

その後

お客様はホテルに入られますが、乗務員はまだ一仕事です。

もちろん清掃です。

車内はガイドが担当し、車外は運転手さんの担当です。

40分~1時間くらいで終わりにし、その後ようやくホテルに入れます。

ここでもちょっと・・・あるんですね。

お客様と同じホテルに泊まれる場合と、そうじゃない場合があります。

ハイシーズンはホテル側も部屋に余裕がないので、飛ばされたりします。(他に泊まること)

お客様が泊まるホテルから遠かったりすると、朝が早くなるので準備が大変になります。

じゃあお客様と同じホテルなら良いのかと言いますと、そうも言いきれない場合もあります。

特にガイドは、大変貴重な経験をさせていただく事が多いのです。

そのお話は、また今度。

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